シライシ商店にとってシステムとは

シライシ商店は、業種は情報通信業としておりますが、「何屋か」を問われた際には「システム屋」だと答えています。
情報通信業者から「システム」と言う言葉が出れば、PC、IT、電算といったことを連想されることが多くございますが、シライシ商店にとってのシステムはそれに限りません。

シライシ商店にとってシステムとは

シライシ商店は「システム」を「事業、組織の仕組みそのもの」と考えています。

飲食店や運送業、娯楽施設の料金表などにも「システム」という表記があるように、
給与計算の体系を「給与システム、歩合システム」という表現をする場合もあるように、

システムという言葉はIT分野に限ったものではなく、組織や制度そのものを意味します。
そして、その全てがシライシ商店にとっての「システム」です。

なぜIT分野に限定しないのか

①IT化、電子化の成功で一番大切なのは組織内の文化

IT分野は技術の進歩により、さらに速く、便利になり、機能は充実し選択できるサービスも増え、一般的になっています。
そして、IT化の成功事例も多くなっています。
多くの事業、組織でIT化、電子化は有効であり、成果は出ます。

ただし、その成功事例は導入したものが良かったこともあるでしょうが、IT化の際に「組織全体で成功させるために行動した」ということを忘れてはいけません。
IT化前後で業務の流れが変わることは多くあります。
また、導入直後から軌道に乗るまで、担当者、責任者は適切に運用されているかのチェックをし続けなければなりません。
確認表などの社内フォーマットの改変、就業規則の見直し等もあります。

そういった、IT分野以外で必要な本来のシステムに対するアプローチを重視しています。

②「IT化」自体はそもそも目的ではない

営業効率、業務効率を上げるために「IT化、電子化」を考えるだけであって、そもそもIT化、電子化は目的ではないはずです。
手段の一つです。
業種によっては電子管理や電子請求などが必須になる場合もありますが、そうでなければ導入は任意です。

また、部門によってはIT化、電子化の導入コスト、導入負担に見合う成果が出ないこともあります。
もともと、IT化、電子化をせずとも事業も組織も円滑に進めることは可能なはずです。

その場合に既存業務の手順や管理表などのフォーマット、事務所レイアウトなどの見直しで効率を改善していくような取組みも行なっております。
そして、導入に見合う成果が出るタイミングまでのロードマップを考え、将来のIT化を目指すようなご提案もできます。

「システムの相談をするとIT化前提で営業される」というようなお話もよく伺います。
シライシ商店は「IT化、電子化は手段の一つ」「まずは既存業務をもう一回よく考えてみる」ことを前提としております。

③「売れる」ことが事業を圧迫することもある

サービス業、製造業などでまれに起こります。
基本的に料金設定や人件費などの経費計上のミスをはじめ、損益分岐点が複数出てくるような事業計画になってしまう小規模スタートアップやブートストラップではどうしてもつきまとう問題です。

インターネット上に公開された情報の影響力はとても強いものです。
供給できる量を大きく上回る受注や、対応だけで数週間以上かかる規模の問い合わせが一瞬にして起こることも想定しなければなりません。

そういった状態をあらかじめ回避できるようにしなくてはいけません。
お客様側で適切に把握された状態でご依頼をいただく場合はそれに合わせた設定をするだけで良いのですが、売上推移に対する事業計画があいまいな場合は具体的にしていくお手伝いをすることもございます。
単に規約や応答メッセージの文面で調整をつけていくような手法などもございます。

また、売上推移に対する資金計画や人員計画が整っていた場合でも、急激な増員に対応できるかどうかなども考慮しておく必要があります。
さらに、求人したとして応募が来るとも限りません。

 

以上のような理由から、シライシ商店で携わる「システム」をIT分野に限らずに活動を行なっております。
「システム」全体から考えれば、ITは一部にすぎません。

その「システム」全体を保護できるように

料金体系などのシステムは時代、物価とともに変わっていかざるを得ないと思います。
IT分野でのシステムも通信や技術の状況により変わっていくと思います。

しかし、事業体、組織の礎となった理念は時代に合わせて多少の変遷はあると思いますが、守っていくお手伝いができればと思っております。

まずはコンテンツをしっかりと保護し、守ることからお任せいただければと存じます。

 

シライシ商店はなぜ「システム」にこだわるのか

 

統制、均一化こそが差別化の第一歩

内部の統制がしっかり取れた状態で、サービスや業務を均一化することで、お客様対応にかけることのできる時間、開発にかけることのできる時間を多く確保することができます。

システム化で「誰がやっても同じになるようにする」という行為は個性をないがしろにしているように取られることが多いのですが、それは「誰がやっても高い水準で実現し、その上で個性で勝負できる」という次のステージに向かうために必要なことです。

「難しいことを考えずにできる」ようにすることは思考を必要なくすることではありません。次のステージに向けたプロジェクトに対して思考するリソースを増やすことを意味します。

マニュアル化の利点をもっと知ってほしい

「マニュアル人間」「マニュアル対応」など、マニュアル通りの実務に対して否定的な表現もございますが、それはマニュアルに書いてある内容と教育が悪いのであって、マニュアル化という行為が悪いのではありません。

マニュアルに「マニュアル対応と思われないための工夫をすること」という文言と、それを実現するための教育をしていくことができるようになされていなかったことが原因でしょう。

マニュアルとは基本的な行動や機材の操作説明、社内文書、処理の確認や、間違い、勘違い、省略をしていないかチェックするためにはまず最小限整備する必要があります。
応対をマニュアル化するのであれば、単純な話法だけでなく、配慮すべきところ、前後の処理、責任の切り分けなど、あらゆる面で理解ができるように作るべきです。

それはマニュアル制作において非常に難しいことであり、また、マニュアルを読む方も大きな負担となりますが、段階を追って理解を深めることができるような構成、定期的な研修、おさらいを続けていくことで根付いていくと思います。

そうなった時の組織の強さを知っているからこそ、システムとしてのマニュアルを重視しています。
また、段階的な教育プログラムも「システム」だと考えています。

柔軟性を増やすためのシステムもある

「小さい組織は小回りが利く」、確かにそうだと思います。
システム変更の際の費用を売上対比で考えると組織の大小は関係ない気もしますが、携わる人数の差を考えると規模が大きいことで時間がかかっている状況もよく見ます。

しかし、しっかりとしたシステムを整備した大企業は、例外的な即断も実行できるようなシステムを持っている場合もあります。

そうなると小回りだけで勝負していくことは困難です。
判断基準、教育レベルなど、対抗できるシステムをしっかりと持つ必要があります。

システムも使い方、付き合い方次第、そして使うのは人

消費者として、利用者としてシステムを見た時、そのシステムを作った人の人物像が浮かぶことありませんか?
システムには作った人の考えが乗ってしまいます。

料金設定でも、「良い人過ぎてお金取れないんだな・・・」「安くて良心的」「安かろう悪かろう」「高いけど同じ品質だと他より安い」「儲けることしか考えてない」など、何となく察してしまうことがあると思います。
実際の原価や経費をきれいに計算すると適正価格だったりするので、あくまで想像の範囲を越えませんが何となくあると思います。
よく「フランチャイズのロイヤリティが高い」なんていう話を聞きますが、2018年時点では、ロイヤリティの高いところほどフランチャイジーの利益は大きい傾向にあります。
全ての全FCを見ると違うところもあるでしょうが傾向としてはそうです。
システムや商品開発、販促、企画にかけることのできる予算が大きい方が強いことの表れかもしれませんし、他より安く取るのではなく、必要だから取るという考えの方が強いのかもしれません。

料金以外では、建築の設計も人柄や経験が出ますし、法律にも国民性が出ていると思います。
システムには理念や情が反映され、それをベースに動きます。

なので、合う合わないははっきりと出てきます。
また、「うまくいくけど嫌われるシステム」「愛されているけど成り立たないシステム」も存在します。

組織をどうしたいか、組織を構成する人にどんな行動をしてほしいか、どう成長してほしいか、利用する人にどんな行動をしてほしいか、どんな感情を持ってほしいか、それを事細かに深く考え、それを具体化したものがシステムだと思います。

考えが深ければ深いほど良いシステムができます。深さ=複雑さではありません。深いがゆえにシンプルであることもあると思います。

次の世代につなぐことができる

時代に応じた改正はあれど、何世代にもわたって法律が有効なように、スポーツのルールが有効なように、システムは次の世代につないでいくことができます。

取るに足りないものは埋もれていくのは確かですが、次の世代に残したいこと、伝えたいことがあるなら、しっかりとシステムを構築するべきです。
そして、未来の世代の繁栄を望むなら、少しでも今の世代のフィードバックを残しておくべきです。

それができるのは、文書でしたが、今ではデジタル文書で残しておけば多くの人に、簡単に複写を渡していくことができます。

システムをどうとらえ、どう意識するかで事業や組織の展開は大きく変わることをシライシ商店は知っています。

だからこそ、システム屋としてシステムを構築し、守っていくお手伝いをしております。