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14周年、15期目を迎えました。-2026年4月

2026.06.28 | お知らせ

スケールスイートは14周年

平素より格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。

皆様の温かいご支援のおかげで、スケールスイートは2026年4月に14周年を迎え、15期目をスタートすることができました。
あらためて、日々の関わりの中で生かしていただいていることへの感謝を強く感じております。

前期14期目は「再スタート」と位置づけ、これまでの実績や経験、支えてくださる環境を背景に、本質的な価値の提供に改めて向き合う一年として取り組んで参りました。

その中で実感したのは、「再スタートは過去の蓄積による推進力を持ちながらも構造としてはスタートである以上、スタート特有の脆さも内包している」ということです。
こうした実務の中で、特に向き合うことになったのが「可能性」という概念でした。

可能性は価値あるものですが、それ単体では機能しません。
目的に寄与するには、責任と結び付いて初めて機能します。

役割ごとに分解された責任の中で成立した可能性は、全体として最適とはならないことがあります。
また、前提や制約が曖昧なままの可能性は、実務における実現可能性とは異なる性質のものです。

実現可能性とは、可能性そのものではなく、それを成立させる前提と制約が明確であってこそ担保されるものだと考えています。
既存の資源と外部を含めて調達可能な資源に対し、妥当でかつ適正な前提と制約を織り込んで初めて実現可能性は発生します。
この関係は、酵素の働きにも近いものです。

酵素はすべてに作用するのではなく、特定の条件のもとで必要なものにだけ働きかける性質を持っています。
私たちの役割も同様に、責任を伴わない可能性を無害化し、前提と制約の中で成熟し得るものを選別し、現実の構造の中で機能する形へと変換していくことにあると考えています。

また、可能性を考える上で「理想」との関係性も重要です。
可能性への言及無き理想は、可能性を閉じ込めます。
短期的な理想は長期的な理想と相容れないこともございます。

あらゆる可能性を否定せず受け入れつつ、それを現実に適合する形へと再構成し続けることが、継続的な成長には不可欠だと考えています。
しかし、将来の可能性を削ってでも現在の理想を選択すべき局面も存在します。
それを許容し、どちらにでも作用できる準備をさらに整えて参ります。

ITを取り巻く環境は、効率や利便性から、安全性、持続性、人への影響へと重心が移りつつあります。
技術的な制約が相対的に小さくなる一方で、人間の権利や責任が主要な制約となる局面にも入っています。

こうした環境の中で、見えにくく、見落とされやすい分野に対して向き合い続け、
それに対して構造を整え、理解を深め、現実に機能する形へと変換していくこと。

これを「情報の衛生管理」、「情報衛生」というキーワードで捉え、深化と構築、認識に貢献できたらと思います。

15期目も、より誠実に深く貢献してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。